宮城県南三陸町の佐藤仁町長は11日、津波で3階建ての鉄骨だけが残った町の防災対策庁舎について「個人的な思いだが、この災害を二度と忘れないためのモニュメントとして残すことができれば」との意向を示した。共同通信の取材に答えた。
庁舎は阪神大震災を受け、震度7の地震にも耐える防災の拠点として建てられたが、屋上を越える津波が押し寄せた。
佐藤町長は「賛否両論がある」と断った上で「最後まで町民の命を守るために働いた多くの職員が亡くなったり、行方不明になったりした。献花台や慰霊碑を設け、町の将来を担う人への教訓にしたい」と述べた。